肛門関係の大切でマジメなお話から、季節感のあるお話まで色々ここではまとめてあります。息抜きページとして気軽に見てください。
 
 * 日記一覧表 *
 第1回 ごあいさつ (1995年、秋)
 第2回 新聞記事で… (1996年)
 第3回 日帰り手術! (1997年)
 第4回 季節は冬。 (1998年)
 第5回 PPH 〜最新手術方法〜 (1999年)
 第6回 レディースデイ! (2000年)
 第7回 (○月更新予定。乞うご期待)
 
 
一円玉の2倍!はじめまして、なおみです。
なみいる大先輩方をさしおいて僭越ながらこのようなページを担当させていただくことになりました。本来は「肛門和歌集」や「肛門風土記」のような風情あふれるページが病院のホームページとしてはふさわしいのでしょうが、何分若輩者の私ではとても風情などは出せません。読み苦しい点もあるかと存じますがご容赦下さい。

 …とまあ一応の堅苦しい挨拶をすませまして。
突然ですが毎日診療させていただいていてつらつら考えるに、肛門というのはとても大事な所なのにずいぶんないがしろにされていますねえ。

 みんな食べるものには情熱を傾けて話しますし「喉が痛い、胃が痛い、お腹が苦しい」などは平気で口に出せます。なのに「肛門が痛いとか便が固い、下痢している」などは個人的で恥ずかしい話として敬遠されてしまう。だから極端な話、自分の便器の使い方やおしりの拭き方が本当に正しいかどうかは分からないですよね。もちろん自分のうんち(あえてこの言葉を使わせていただ きます)が固いのか柔らかいのか、太いのか細いのか、正常な色や匂いなのかも分からない …。

 突然話は変わりますが、先日一円玉の直径は何 cmかということで議論になりました。
絶対1.5cm をこえない、いや1cmもないんじゃあ、なんて意見も飛び出しましたが、あれは直径2cmもある(百円玉は2.2cm、十円玉は2.3cm)。男性の人さし指の直径は大体2cm前後で一円玉の直径くらい。麻酔のかかった肛門は大体指二本が入るくらいの拡がりとしてまあ3〜4cmくらいで、これが肛門の一番拡がった状態だからそれより太いうんちは太すぎるということになります。
一円玉の倍の直径では太すぎることがあるということですね。もちろん年令や性により、また過去の排便習慣により違いますから個人差が大きく一概にはいえませんけれど。

あなたのうんちはいかが?

というわけでこのコーナーではうんちや肛門をごく日常のこととしてとらえ、積極的に話題にしていきたいと思います。肛門はみんなが持っていて、できれば一生大事に使いたいところです。


どうぞ恥ずかしがらずに心配なことはできるだけ早く専門医にご相談下さいね(^_^)
 

 

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