寒くなりました。
ここのところ食欲の秋から冬を楽しんでいる私です。
「きみはいつも食欲の季節のようだが…?」
ナオミ(以下略;ナ)
「あっ、お約束とはいえ厳しいつっこみです、M先生。」
ナ ; 「そうなんですよ、冬はやっぱりなべですよねっ!。お野菜たっぷりで、ポン酢はほら、定番のミツ○ンがおいしいわっ!。つけ汁にすりごまもたっぷりいれなくちゃ。具はカキや鱈、生鮭もいいわねえ。一冬に一回はちょっとはりこんでしゃぶしゃぶもしようかな。」
M ; 「冬はふぐだろう。ちり鍋はしないのか?」
ナ ; 「…キムチチゲ鍋もはずせないわ。そうそう、おでんとシチューもつくりましょう。」
M ; 「ふぐは?さしみは?皮もうまいよ。こりこりっとね」
ナ ; 「…日本海側では冬の海鮮は最高なのよねーっ。 えび、いか、かに、そして一押しはなんといってもぶりよっ。焼いてもいいけど、刺身が
一番。 」
M ; 「ねえ、ふぐ…」
ナ ; 「…そんな高価いもん、食べたこと無いです、うちでは。あっそうだ、食べさせて下さいよ、M先生(^_^)/ほらほら、いつにしましょうか…あら、M先生、どちらへ?」
M ; 「いや、ほら、トイレ我慢すると痔になるっていうし…」
ところで私、食欲旺盛なせいか便秘知らずです。やっぱ食べなきゃ出ないですよね。でも、世間には食べても出ない人もたくさんいらっしゃいまして、本当に困って病院を訪れる方は珍しくありません。
まずは排便がうまくいかない原因が「器質的」、つまり実際に肛門や腸が排便しにくい形になっているためなのか、「機能的」目に見える病気があるわけではなく、その働きに問題があるためなのかを調べることが大切です。
「器質的なもの」は、手術も含めてその治療をすれば治ることが期待できますが、むしろ困るのは「機能的なもの」かもしれません。
この場合単純に手術で治る、薬で治るといったものではないので、なぜ働きが悪いのかを考えることから始まります。 機能的なものにもいろいろなタイプがありますが、ほとんどの場合いくつかの原因が重なっていて、単純に「あなたはこのタイプ」とはいいにくいことが多いようです。
排便がうまくいかないと肛門にも大きな影響が出てきます。いぼ痔、きれ痔、痔瘻、それぞれの原因の一つには明らかに排便が関わっていると考えられるものがたくさんあります。逆に排便がうまくいっていると肛門の症状はかなり改善されることも多いのです。
排便と肛門は切っても切れない仲です。
みんなたくさん食べてしっかり出すことができますよう…生きる楽しみのひとつですものね
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